森田療法とはどんな治療法なのか?

現在、対人恐怖症の治療方法として、有名かつ最も効果的であるとされるのが「森田療法」です。

 

これは森田正馬氏によって、1919年(何と大正8年)に創設された心理療法で、 対人恐怖症以外の治療方法としても世界的に用いられています。

 

森田療法の特徴

 

森田療法は基本的に入院による治療で、その特徴は、

 

・自分の考え方のパターンを知る

・自分の行動パターンを直す

・自分を受け入れる

 

という3点に絞られます。

 

森田療法の流れ

 

森田療法の流れを簡単にご説明しますね。

 

①、完全隔離と行動制限
対人恐怖症の患者さんを個室に隔離(という言い方も変ですが)して、 食事とトイレ以外の活動をセーブし、ひたすら寝させます。

 

②、簡単な作業をさせる

①の状態を減らして、簡単な作業をさせたり、外の世界に触れさせます。

 

③、とにかく動く

一日の生活パターンを、睡眠時間と活動時間に分け、 起きている間は肉体的に負担のかかる作業をしたり、 趣味など、何かの活動をさせます。

 

④、退院へ向けての準備

社会生活の訓練を行い、日常生活・社会生活に復帰できるようにします。

 

これらの④つの流れを基本的に約1ヶ月を目標に行います。 入院中、対人恐怖症の患者さんは毎日日記をつけることになると思います。 そして、それを主治医(もしくは専門医)に見せます。

 

いろんな恐怖症がありますが、その中でも対人恐怖症というものは非常に厄介なものです。その主な理由としては、対人恐怖症は他の人からの視線などに過剰反応してしまい、自分がどう思われているのかや、人に嫌われたくないために、自分を出せずにいることが多いです。

 

コミニュケーションから起こる弊害

 

さらに、対人恐怖症だと人が怖いということもあり、人前に出ると異常なまでに緊張してしまい、他の人とちゃんとしたコミュニケーションが取れないこともあります。そこも対人恐怖症のマイナスな部分でしょう。

 

特に知らない人に対して恐怖を抱くことも多いので、なかなか人と仲良くなれなかったり、電車の狭い空間に居るときにはパニックになってしまうケースもあるなど、対人恐怖症はかなりつらいものです。

 

他の人と円滑なコミュニケーションが取れないとなると、相当不利なことも多いので、社会生活をしていく上でもデメリットが少なくありません。

 

対人恐怖症になると不安や心配ごとが増えてしまうので、何かと神経が過敏になってしまいます。そのことでストレスも悪化したり、常に緊張状態の中で過ごさなければいけないなど、対人恐怖症だと生きるのが大変ということが多くあるのです。

 

学生の方の場合だとまだマシかもしれませんが、社会人となると、対人恐怖症だと大きなマイナスとなることが珍しくありません。

 

面接や会社などでもすごく不利になるので、対人恐怖症だと本当の自分が出せないまま終わってしまう恐れもあるでしょう。

 

対人恐怖症は心の問題・神経の問題でもあるので、考え方を少しずつでも変えていけるようにする必要があります。

 

人との交流を避けているとどんどん症状が悪化し、対人恐怖症がいつまでも治らない可能性も高いので、まずは病院で診断をしてもらう必要があるかもしれません。

 

自分自身で治すことも不可能ではないでしょうが、何か特別なきっかけがないと難しかったりするので、対人恐怖症だと何かと厄介ですよね。

 

他の人からの評価がすごく気になったり、他人の目が異常に気になるという場合、それは対人恐怖症である可能性が高いです。

 

そうなるとなかなか改善しないので、ちょっとずつ考え方を考え、他人は自分のことを特に何とも思っていないという風に変える必要もあります。

 

改善方法

 

他人からの視線や評価ってそこまで気にしていても仕方ない部分もあるので、対人恐怖症の方であれば、あまり他人を過剰意識しすぎないことです。

 

自分は自分で、他人は他人なんだと思い、自分らしくすることが重要ではないでしょうか。

 

薬に頼って改善するのも良いですし、少しずつ考え方を変えていき、対人恐怖症を治せるようにしてください。