認知療法について

認知療法とはどんな治療方法なのか?

 

認知療法という治療方法があります。 この認知療法は、対人恐怖症の治療だけでなく、抗うつ神経症などの神経症や、 摂食障害の方の治療方法として行われています。

 

名前の中に含まれている「認知」ですが、物事に対する受け止め方や捉え方の事を指します。

 

この認知がゆがんでしまうと、何に対しても悲観的になったり、否定的になります。

 

これに、マイナス思考がプラスされてしまうと、 認知のゆがみをさらに大きくしてしまい、 それと共に落ち込みが激しくなってしまいます。

 

この、認知のゆがみを治していく方法が認知療法なのです。 対人恐怖症の場合、認知のゆがみが大きいと考えられますので認知療法を取り入れています。

 

ただ、本人の性格が原因の場合の対人恐怖症の場合は、 認知療法だけでの回復は困難だと言えます。

認知の歪み

具体的に「認知のゆがみ」を説明すると、

 

・成功した体験を過小評価する。

・少しの失敗に対して拡大した解釈をとことん行う。

・ひとつの事につまづくと「自分は何をしても上手く出来ない・上手くいかない」と極端に考えてしまう。

・二者択一した考えしか出来なくなり、柔軟な考え方や中間的な解釈が出来なくなる。

・良い事が起きてもそれを素直に受け止めれず、悪い方向へ考える。

 

心が疲れている時であれば、誰でもマイナスに受け止めてしまうこともあります し、認知のゆがみが生じることもあるでしょう。

 

この認知のゆがみが続けば続くほど、 非現実的になったり、悲観的になってしまい、 ますます対人恐怖症が進行してしまう可能性があります。

 

ゆがみを修正して、現実的な認識を出来るように行うのが認知療法です。

 

対人恐怖症には鬱病と似ている症状がある為、病院で受診をする際には間違えられる事があります。

 

鬱病の主な症状として、・憂鬱な気分・やる気が出ない・日中眠くてしょうがないなどの症状がみられます。

 

対人恐怖症の方が感じる恐怖

 

一方で、対人恐怖症は・人の目が気になり恐怖を覚える・人と目を合わせて話す事が出来ない・人と会話をする事へ恐怖を感じるという症状がみられます。

 

症状が悪化した場合は、一人で悩まずに、精神科などの病院を受診することをおすすめします。

 

あまりに症状がひどくなると、病院で処方される抗うつ剤も強い薬をのまなくてはいけなくなるケースがあるからです。

 

症状を治す為には薬の服用をする事が一般的ではありますが、出来る限り薬の服用をせずに治療をするのがベストの方法です。

 

なぜならば抗うつ剤には依存する事が多いからです。

 

あまり強い薬を飲んでいると、その薬の効果が切れるときなど反動が大きく、服用をしないと辛いなどの症状が現れてしまいます。

 

出来るかがり、生活環境の改善、運動などを日常的に行い、薬の服用ではなく生活面の改善を行い症状を治すように心がけましょう。

 

これが治療の最善の方法だと思います。

 

また、出来る限り友達を多く持ち、色々な方と相談を行うのが一番効果的な事です。

 

なかなか難しい事かと思いますが、自分の小学校の頃の同級生に相談や中学校時代の友達と少しでも話すなど、自分にはこのような症状があると自分から打ち明ける友達に理解をしてもらう。

このように、自分のことを少しでも理解してもらえると自然と心も軽くなっていくものです。

 

負けずに自分のペースで進んでいきましょう。