日常生活に支障があるならばしっかりとした治療が必要

日常生活に支障があるならばしっかりとした治療が必要

私たちは人づきあいをするうえで大なり小なり「他人に自分はどう思われているのか」については気になります。

性格的にシャイな人では苦手な人の前だと緊張して上手く話せなかったり、普段できるようなことを失敗してしまう事もあるでしょう。

しかしあまりに緊張しすぎて手足が震えたり、息苦しくなったりするのは正常な状態ではありません。そういった症状が続くと、そういう場面に遭遇したくないという気持ちが強くなって人と接することを避けるようになってしまいます。

過度に人とさけているような人は「対人恐怖症」を発症している可能性が高いです。対人恐怖症を発症すると日常生活にも支障をきたしてしまいます。そのまま放置すると症状がまずます重くなっていく一方なので、早めに自分が病気であることを自覚して適切な治療を受けるようにしましょう。

医師から処方された薬を飲むこととカウンセリングが治療の基本

日常生活に支障があるならばしっかりとした治療が必要
対人恐怖症は精神的な疾患なので、治療は精神科または心療内科でおこないます。

精神科も心療内科も治療方針はだいたい同じで、患者さんに現在の状況をカウンセリングし、症状に合った薬を処方してくれます。対人恐怖症の治療はこの処方された薬を医師の決められた時間と用法で服用することを継続していくことが基本になります。

処方してくれる薬には不安や緊張といった症状を和らげてくれる効果があります。したがって服用していると緊張しなくなるため「治った」と思い込んで途中で薬を服用しなくなる人も多いですが、医師から薬を飲まなくても良いという指示があるまでは勝手な判断で薬を飲むことを止めないようにしましょう。

途中で薬を飲むことを止めることで症状が再発すると、薬を飲む前よりも症状が重くなることが多く、完治までに余計に時間がかかることになります。

そしてカウンセリングによる認知療法を実施する病院もあります。

認知療法とは、症状を発症する原因を医師とのクンセリングによって自分自身で客観的に自覚することによって、どうすればその状況を克服できるかを考え、実践することによって対人恐怖症を治療していく方法です。

投薬の場合、薬によっては強い副作用がありますが、認知療法では薬を用いないため副作用を感じることがないというメリットがあります。

規則正しい生活も治療には効果的

病院での治療以外に自分自身でもできることの1つに「規則正しい生活をする」ことがあります。対人恐怖症の人はセロトニンという脳内物質が不足していることが多いですが、規則正しい生活を送ることでセロトニンの分泌を促進させ、症状を改善させることができます。