うつと強迫観念や強迫行動は関係ある?性格や気のせいと判断されがち!

うつと強迫観念や強迫行動は関係ある?性格や気のせいと判断されがち!

うつ病は、物事をおっくうに感じる、気分がふさぎこむなど症状がありますが「強迫観念」「強迫行動」を感じることがあります。

強迫観念、強迫行動とは自分の意思とは反して、頭に浮かんだ行為をしないでいられないことです。

例えば清潔だとわかっていても、何度も手を洗わずにいられない行為などを指します。

 

強迫性障害ってなに?簡単なチェックリストを紹介!

うつと強迫観念や強迫行動は関係ある?性格や気のせいと判断されがち!

強迫観念や強迫行動にとらわれていることを強迫性障害といいます。

 

・強迫観念…頭に浮かんだイメージが振り払えず、頭から離れない。

・強迫行為…不安を消すために無駄な行為を繰り返してしまい、安心感が得られるまでやめることができない。

 

手洗いは、誰もがよくする行動の1つですが、手が赤く荒れるほど洗わずにいられない苦痛をもっていたのなら、強迫観念にかられ強迫行動をしていることになります。

具体的な例でいうと次のようなものがあげられます。

 

・汚染恐怖

電車のつり革、エスカレーターのベルトや、トイレのドアノブなど触ることができない。

手洗いやお風呂に入ることを繰り返す。何度も服を着替える。

・安全確認

外出前の鍵、戸締り、ガスやストーブが気になり何度も確認してしまう。 

・他傷行為

車の運転中に少しの振動でも「人をひいたのではないか?」と不安で仕方なくなり何度も確認する。他の行動でも、自分が人にケガなどさせていないか不安になり確認する。

・順序、数字に関するこだわり

服を着る順番、物の配置、数字の決まったルールが守られないと不安になる。

数字の並びなどが守られないと悪いことが起こるなどと考えてしまう。

・ありえないことと思っていても、頭の中で繰り返し振り払うことができない。

・1つ1つのことに確認が必要なので、時間や労力がかかりすぎる

・順序の正しいことや、左右対称であることにとらわれすぎる。

・家族にも自分のルールを強要することもある。

 

うつの人は強迫性障害になりやすい?治すことはできるの?

 

もともと日本人は真面目で几帳面な人が多いとされています。

それがゆえに、強迫的な観念、行動があってもあまり目立たず「性格」「性質」と片づけられることが、よくあるのです。

少しくらいの強迫行動なら癖くらいと見られることもあるでしょう。

 

そしてうつ病(他の精神疾患)の人が、強迫性障害の症状を抱えている人も多くみうけられます。

性格や、生育歴、ストレスなど多くの原因がからみあうため、どちらが先でというものでもありませんが、うつ病の人は真面目で責任感の強い人が多いため強迫性障害の症状をもっていてもとくに不思議ではありません。

 

もし、現在うつなど精神疾患を伴いつつ、強迫性障害の症状で苦しんでいるのなら、担当医に相談するのが1番です。

 

そして「自分もそうかもしれない…?」という人も、専門医の診断を受けると毎日の生活が暮らしやすくなるはずです。

下にあるような行動が気になるのであれば、生活に支障がなくても自己判断はしないで相談することをおすすめします。

・一定の行動が変だとわかっているのにやめられない。

・行動のコントロールが困難。

・「普通」はどうしていたかわからなくなる。

など。

 

病院ではカウンセリング、薬物療養、認知行動療養などが行われます。

薬を飲みながら、話をし自分の気持ちを整理します。そして、本人が抱えている不安は「強迫行為がなくても大丈夫だ」という考え方に変えていくような働きかけをするのです。

 

なぜ強迫観念を持ってしまうのか?それを解消するのは簡単ではないと思います。強迫行動をとってしまう原因も同じことでしょう。

しかし少しずつ考えや行動を変え、暮らしやすい毎日が送れるようになる日がきっと来るはずです。

まずは今の自分を受け入れてみましょう。